1/20 土木事務所配布資料

※斜線部分が地形的に波当たりの強いエリア(越波しやすい)

※上部の線が、白渚海岸保全区域 1,300m

※下部の線が、改良が必要な区間

 

(参考資料)消波施設タイプ別の比較表

構造タイプ 1.人工リーフ 2.離岸堤 3.消波工
概念図
背後地への超波の防止(防・災) ・沖合消波タイプ沖合に石材又はコンクリートブロック被覆により人工の浅瀬(人工リーフ)をつくり、入射波を減衰させて、背後地への超波を抑える。・波浪減衰効果は高い ・沖合消波タイプ沖合に消波ブロックによる防波堤(離岸堤)をつくり、入射波を減衰させて、背後地への超波を抑える。・波浪減衰効果は最も高い。 ・堤前消波タイプ覆岸の堤脚部に消波ブロックを積み上げ(消波工)、入射波を減衰させて、背後地への超波を抑える。
海岸の変化(砂浜・岩礁) ・人工リーフ背後は波が静穏になるため、砂が堆積する(侵食防止)。ただし、集砂の度合は、離岸堤ほど強くない。・周辺から砂を引き込むため、周辺海岸では若干侵食傾向となる。 ・離岸堤背後は波が静穏になるため、砂が堆積する(侵食防止)。・周辺から砂を引き込むため周辺海岸では若干侵食傾向となる。 ・海浜に構造物が設置されるため、現況地形とは異なる。
漁業利用 ・水中構造物となり、水深も浅いため、船舶は困難となる。・背後の岩礁が砂で埋まる可能性が高い。(離岸堤と比較すると、埋まる度合いは低い。) ・海上に突出するため、船舶の航行は不可。・背後の岩礁が砂で埋まる可能性が高い。 ・消波工設置箇所では磯場が消滅する。・海域への影響はない。
海岸利用者 ・砂浜幅が確保され、砂浜利用ができる。・岩礁に堆積した場合、磯遊びはできない。・背後地からのアクセス性は良い。 ・同左 ・海岸線に設置するため、海浜へのアクセスができなくなる。
サーフィン利用 ・サーフィンは危険となり、できなくなる。 ・同左 ・海域でのサーフィンは可能。・打線から海へ出られなくなる。・打線付近ではサーフィンが困難となる。
景観 ・水面下に没しているので景観を損ねない。 ・(沖合の)自然の風景を損ねる。 ・(海岸)自然の風景を損ねる。・沖合いの眺望はよい。
長所 ・波浪減衰効果が高い。・砂浜幅が確保され、利用可。・背後地からのアクセス性が良い。・景観を損ねない。 ・波浪減衰効果が最も高い。・砂浜幅が確保され、利用可。・背後地からのアクセス性がよい。 ・海域でのサーフィンは可能。・沖合での漁業には影響ない。・沖合の眺望は良い。
短所 ・船舶の航行は困難。・岩礁が砂で埋まる可能性が比較的高い。・サーフィンは不可。 ・船舶の航行は不可。・岩礁が砂で埋まる可能性が高い。・サーフィンは不可。・自然の風景を損ねる。 ・海浜利用ができなくなる。・海浜、海域へのアクセスができない。・自然の風景を損ねる。