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ローカリズムとビーチクリーン

気が付けば狙ったかのように1年ぶりの更新。

この1年は本当に忙しかった。
#年末に語るような口調ですね・・・ (^^;;;

しかし、サーフポイントっていうのは、本当にややこしい・・・

私のような一般サーファーは、平日は会社で仕事をして、週末に楽しく波乗りがしたいだけであって、サーフィンを仕事の1部としてとらえたり、ましてやサーフィンで食っていっているわけでもない。

日本のサーファーは100万人とも言われているので、その9割9分以上の人と同じ立場だと思っています。

でも、サーフィンってやればやるほど、めんどくさい、いろんな雑音?が耳にはいってきませんか?

週末に楽しく波乗りを行おうと思っても、サーフポイントが公共工事で破壊されるだの、公共物に落書きがあるから、なんとかしなきゃならん!とか、ビーチでゴミが落ちてるだの、ビーチで拾ったゴミを知らないやつがゴミ箱に放置して問題になるからどうする?とか、トイレが汚い!とか、地元の団体が翌週ビーチクリーンやるから、今週はやらないでくれ!と言われるからどうする? とか・・・

『はっきり言って、なんでサーフィンで食っていってるわけでもないのに、楽しく波乗りしたいだけなのに、なんで、こんなことまで考えなきゃならんのだ?!』

と思ってしまうことが最近多くあります。

私が、和田町にある白渚海岸というサーフポイントの人工リーフ投入問題にかかわったのは、たまたま和田町にサーファーでない知人が沢山いて、ただ自分が楽しく遊んだ白渚のサーフポイントが壊されるのが我慢できなかっただけ・・・

たまたま、自分がちょくちょくサーフィンを楽しむ和田町でサーフポイントを守ろうという動きがあって、その活動を最後までサポートしていた人があまりにも少なかったので、私“も”やるしかたなかったというだけ・・・

公共工事に対するアクションだって、南房総には、有力な職業サーファーも沢山いるのに、 めんどうだから、かかわりたく無いと思っている人がほとんどなのか・・・?と思える。

南房総方面の、いろんな海岸工事の説明会などに出席すると、 顔を見るサーファーは、プロ、アマ、レジェンド問わず、 ほとんどいつも決まっていました。

なので、地元のサーファーでも、そういう活動を私が行っているということは知らない人も多いので、ローカルと思われたいなんて、 私は、まったく考えてないです。

私は、自分が楽しむ場所、楽しんだ場所が無くなるのが我慢できないだけ。 それが我慢できる人も、南房総には(世の中にも)沢山いるようです。

たとえ職業サーファーであっても・・・

5年以上環境保護団体をサポートしてきて気が付いたのですが、 職業サーファーは、自分の仕事にかかわることなのに、意識レベルが低い人が多いようなので、 そういう人は相手にしないほうが精神的に楽なのではないか?と・・・

ただ、基本的に人それぞれ、考えた方や、感じ方が違うので、 それぞれが思うとおりに行動すればいいと私は思っています。

サーフィンって楽しいからやるわけで、肩肘張らずに楽しく行動するのが一番です。(^^)

でも・・・

楽しいはずの場所が公共工事によるポイント破壊など、 一人では絶対解決できない大きな問題として 必ず世の中には存在します。

そして、それは自分が頻繁に行ったり、 過去に行って、楽しかった思い出の場所に限って破壊されていることが特に日本では多いはずです。

そのような問題を解決するには、長年海岸を研究し、 実績のある団体に所属して、いっしょに 良い方法を検討することがか最適ではないか?と私は思っています。

自分が好きだ!と思えるサーフポイントは、 たとえその場所の近くに住んでいなくても、 好きだ!と思える人は、そのポイントのことをよく知っているわけで、 そのポイントのことを知らない人間には、 細かいことがよくわからないはずです。

なのでローカル、ビジター関係なく、その場所が好きと思える人、サーフポイントを残していきたいと思う人、一緒に楽しく波乗りしたい!と思う人が中心となって動くしかないのです。

環境保護団体は、アドバイスなどのサポートはしてくれますが、 その団体の誰か自分以外の人が中心に動いてくれるわけではありません。

その辺がわからなくて、『お金はらっても 何もしてくれない!』とか言う奴や、『結局、何をやってるのかわからん?』と批判する人がいのだろうとは思いますが・・・

公共工事によるポイント破壊を実際に経験したことの無い人は、たぶん、そのような団体の存在意義が理解できないんだろうなぁ〜とは思います。

海をキレイにする団体や、ゴミを拾ったり調査する団体、地球環境を守ろうとする団体、海の生き物を守ろうとする団体は、世の中に沢山あります。

でも、サーファーという生き物だけが集まるサーフポイントの保護や、失われたサーフポイントを復活させよう!と、声を大にして実際に活動し、世界的にも実績のある団体はサーフライダー・ファウンデーションだけです。

なので、私は日本の海岸問題を考えつづけている日本支部のSFJ(サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン)を選び強力にサポートしている1メンバーです。

#当然できる範囲しかサポートしませんが・・・

あちこちにゲリラ的に作られる?環境を意識したサーファー団体?で継続した海岸問題を考えつづけることができるのでしょうか?

そんなものを作っていくよりも、みんなの力を合わせて、SFJをより強い団体にして、皆がSFJの1メンバーだ!と語って活動していった方が、サーファーにとって、いいんじゃないでしょうか?

いまSFJはメンバーがたった数百人しかいません。全国に存在する100万人のサーファーの0.1%にも全然たりません。そんなメンバー数で、どうやって日本の専任スタッフが海岸問題を安心して継続して研究していけるのでしょうか?

もし、SFJという団体が存在しなければ、 今ごろ、和田にある白渚ポイントは、人工リーフに埋もれて、もうサーフィンができない場所に なっていたはずです。

白渚ポイントで波乗りをする人は、ものすごく沢山いると思います。しかし、人工リーフ問題が発覚し、最初から最後まで白渚ポイントの保護運動をサーファーでサポートしていたのは、明らかに、私を含めたSFJのメンバーだけだった、というのが事実です。

白渚ポイントに人工リーフが投入されない!と決まった後、白渚でサーフィンをしている人を見るたびに、口には出さないけど、

『あんたら、誰のおかげで、ここでサーフィンができるようになっているのか、わかってるのか?SFJを知ってるのか?』

と思ってしまうことが多くありました。

とりあえず私の白渚でのサーフポイント保護運動が、終わりホットしたけど、白渚でサーフィンするたびに、そのような複雑な思いを何度もするようになってしまった。

そういうことが、なんか嫌になってしまって、もう1年以上白渚ではサーフィンをしていません。

そしてサーフポイントに関する活動として、今度は、京都の網野にある八丁浜がCCZ(コスタル・コミュニティ・ゾーン)整備計画による工事で破壊された灯台グーフィーの復活に向けた次のアクションが、現SFJ代表の守山さん※を中心にした網野の人たちによって、ちゃくちゃくと動きはじめています。

※守山さんは、網野で 守源旅館 という老舗旅館の館主で、ソルジャーブルー というサーフショップもやっていらっしゃいます。CCZ整備計画や、SFJについて知りたい関西サーファーは、是非守山さんを訪ねてください。

ちなみに、網野といえば琴引き浜のベアフットフェスティバルや、ビーチクリーン活動がとても有名ですが、私はビーチクリーンという活動について、海への恩返しというレベルまでいってません。

まぁ、自分の身近な場所は、汚いより、 キレイなほうが良いよねってレベルです。

自分の部屋、車の中、デスク、パソコンのデスクトップですら、実は汚なく、お風呂に入るときズボンはドーナツ型に脱ぎっぱなしにしてしまうので、 カミさんからは、

『海の環境語る前に・・・!自分の身の回りの環境をキレイにしなさい!』

って、しょっちゅう怒られてます。 (^^;;;

ハイ、ゴメンなさい・・・

なので、海に行けば毎回キレイにする! っていうわけでもないし、 まぁ、気になったときに、気になる人が やればよくて、たまたま行ったポイントでビーチクリーンとかやってたら、手伝えばいいやん!って思っています。

それでないと私は続かない・・・

基本的に、ビーチクリーンは、サーファーではない地元の人や、海をキレイにする!という意識がない人へのアピールの方が強く、サーファーではない知人に、道路にポイ捨てされたゴミが雨に流れて海にたどり着くんだよ。ということを教え、タバコやゴミをたとえ都会の道路であってもポイ捨てしないことに賛同してもらうことの方が海をキレイにするには一番手っ取り早く、ビーチにやってくるゴミは、元から絶たないとダメだと思っています。

また、

『子供、孫の代まで、サーフィンができる、きれいな海岸を・・・』

という言葉に対しても、私には、サーフィンをする子供もいなければ、孫もいません。

孫、子供って、爺さんが言う言葉じゃないかなぁ〜(^^;;;

いくらゴミを拾っても、私に身近な日本のビーチは、台風がきて雨が降れば、翌日は道路でポイ捨てされたゴミが、大量にビーチに流れ込んで散乱しているので、キレイな海岸を!といわれても、現実味がなく、なんかピンときません。

孫、子供と言わなくても、いま自分が目の前で波乗りをやっているサーフポイントが、自分が波乗りしているときに、無くなるということを阻止するだけで十分で、それでいいんじゃないの?

守山さんのように復活のシナリオが書ければ最高ですけど、それは、過去に良い思いをしていた人に頑張ってもらって可能な限りバックアップすればいい!と思っています。

そういう思いに賛同してくれる人を増やすことによって、結果として、海をキレイにしたいと思う人が増え、子供、孫の代までサーフポイントが守っていけるのではないか?と考えています。

ローカルという人だって、サーフトリップして 海外にいけばビジターなわけですし、 そもそも、サーファーなんでしょ?と私は、言いたいのです。

ローカル、ビジター関係なく、サーファーって、ひとくくりにしてしまえば、ええやん!サーファーとして一緒に楽しく波乗りすることを考えて、自分ができる範囲で行動するだけで、いいんじゃないか?と思っています。

皆さんはサーファーとしていったい何ができるのでしょうか?

今週末は台風24号の楽しい波がやってくるかな?

私は、ただ楽しく波乗りしたいだけなんだけど・・・

ではでは

2004.10.20 ぐっしー

 


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